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流行ニュース
番組「世界遺産」のニュース
現在、ユネスコに登録されている世界遺産の数は851。
それをハイビジョン映像で紹介していく「世界遺産」は、
非常に質のよい番組として高い評価を得ています。
「世界遺産」が始まったのは96年4月14日。
ペルーのマチュピチュ遺跡から始まりました。
以来11年にわたって番組制作のスタイルは一貫しています。
派手なBGM、うるさいタレントの登場、醜い過剰なテロップを
排除。ひたすら撮影した映像を最小限のナレーションで紹介
していくという番組です。
見ていたら引き込まれるものがありますよね。
切ない日曜日の夜となります。
余韻に浸りながら眠れる番組ですよね。
しかも、ナレーターを緒形直人、寺尾聰、オダギリジョー、
中村勘太郎といった俳優が務めているのが特徴。
いずれもおとなしいナレーションで、それが番組にいい効果を
与えています。
実際、この「世界遺産」ほどさまざまな賞を受賞している番組は
珍しいそう。放送批評懇談会の「ギャラクシー賞」や全日本テレビ
番組製作社連盟の「ATP賞」、日本映画テレビ技術協会の
「日本テレビ技術賞」、BSデジタル放送推進協会の「BS
デジタル大賞」、さらに「橋田賞」など映像関係の主だった賞は
ほぼ制覇しています。
他にも「世界遺産」は、旅行関係の団体や外国からも賞を
贈られており、その内容が広く認められている番組です。
この4日の放送は2週連続で「世界遺産が語る地球46億年」
という特集の1回目。
取り上げるのは火山。翌週は氷河。
2年ほど前から世界遺産をいくつかのテーマに沿って特集して
きましたが、今回、初めて自然遺産に絞りました。
ナレーションは菅野美穂が担当します。
「絶景をただ見せるという方法よりも、一本筋を通したテーマ性の
ある番組を作りたいと模索した結果、世界遺産を通じて地球46
億年の歴史を振り返ってみることはできないかと考えた」と
高城ディレクターは語っています。
「世界遺産」は毎週日曜23:30からです。